日曜日の朝に読んでいるものは、
ミヒャエル・エンデの子供向けの詩集。
なぞなぞがあった。
みっつめのなぞなぞ
この世でいちばんみじめな人間が もっていて
何でも持っている人間は もっていないもの
元気いっぱいの人間には 苦しみの種となり
飽くことを知らぬ人間には あったほうがいいもの
とことん愚かなものが とことん知っていて
ケチでもこれは いそいそとくれてやるもの
健康な人間には 薬のような役をはたすもの
でもそれを喜ぶ人の 心は空っぽのまま
けれどもそれは 冷酷なこころを和らげるもの
裏切行為を気高い行為にするもの
そしてそれをできる者が それを手に入れる
目の見えない人間でも 闇夜に見えるもの
それを期待する者は 絶望するかもしれないもの
それは賢明な者を うろたえさせるもの
悪魔には 必ず手に入るもの
なぜならそれは それを愛する者のものになるから
愚か者なら おおむね知っているこの言葉は
謎の中の謎 のように思われる
何故ならそれを 解こうが解くまいが
答は「退屈」かな?
でもとことん愚かな者が退屈をとことん知っているかというと微妙。
「快楽」じゃないか?
なんて思ったけど、
でもこれはエンデの子供向けの絵本にあった詩だから、
こんな大人の回答はあり得ないか。
なんて思い、
部屋を片付けながら沈思黙考。
「恥」という答えを思いつく。
いやー深い。
それを期待する者は 絶望するかもしれないもの。
それは恥。
この答えは深いわ。
マニアックなほどに。
でも深すぎて違う気がする。
面倒くさくなってきて、Zorokuに聞いた。
最初の二行を入れたところでエンターキーを間違って押してしまったら、
彼はなんとその二行で瞬時に答を出したね。
そして、おそらくそれが正解。
詩集に答が書いてないからわからないけれど、
これが答だと私の動物としての本能が言っていますよ。
いやー、人間はもうダメかもしらんね。
AIに勝てないよ、絶対。
Mensaの会員とかならまだ勝てるのかもしれないけれど、
人類の上位2パーセントが勝てたところでね。
ちなみに正解は『無』だって!

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