2026年5月31日日曜日

アリ大発生と神の意思 - Mieren Lokdozen

最近、我が家にアリが大量発生した。
最初は一匹、二匹をふと見かける程度だったのだが、気がつくと至る所にいる。
我が家はかつてアパートのガレージだった場所で地面と接しているから、虫が沢山出るのである。
ある程度は共存だ、と思っているし、面倒くさいのでしばらく放っておいた。
けれど、先日冷蔵庫を開けようとして扉に手をやると、モゾモゾと動くものがあり、ひいっと叫んで手を上げたら、それが延々と続く蟻の行列だった。
その時、私は「なんとかせねばなるまい・・・」と思った。

益次郎さんに聞いてみたら、「そんなの殺虫剤で一発ですよ」(こんな言いかたはしてなかったけど)と言ったので、近所のKarweiで殺虫剤を買った。


こんなやつ。

Mieren Lokdozen 
7,99ユーロ。











後からアマゾンで評価を確認したら3.3だった。
あまり良くない。
けれど、うちに関しては十分な効果を発揮した。
ここに美味しい匂いを放つ毒餌が入っていて、アリがそれに群がって巣まで運び込むと、そのグループ全体が絶滅するらしい。
実際問題、アリは三日と経たずパタリと姿を消した。

今でもまだ台所の隅と玄関の脇に置いてあるのだけれど、これを見る度に思ってしまう。
アリは本当に最後の一匹まで死んだのかな。
もし生き残っていたら、どういう心持でいるのだろうか。

彼らにしてみれば、訳が分からなかっただろうと思う。
幸運を引き当てたと思い、一生懸命巣まで運び込み、その結果、群れが全滅したのである。
もう若くもない働きアリは死屍累々の周囲を見渡し、叫んだはずである。
「ああ、どうして。我々は何を間違えたのだ」
彼は平凡な働きアリで、野心も忠誠心も平均的、何の悪意も持っていなかった。
女王アリのために、そしてアリ塚全体を豊かにするために、探索に出かけ、金脈を見つけ、その果実を巣に持ち帰ったのである。
彼は夢をみただろう。
ここには素晴らしい資源がある。
子供や孫たちは飢えることなく育ち、子孫たちは富み栄える。
年と共にアリ塚はますます大きくなるだろう。

しかし、その夢の代償として彼が失ったものはあまりに大きかった。
彼は偶然にも死を逃れたが、彼の暗い目は周囲を怯えたように見回す。
何もかもがもう分からない。
どうすべきだったのか、これからどう生きるべきなのか。
彼は思うかもしれない。
「ああ、神よ、神よ。何故なのです。何故このような試練を私たちに課すのですか」

すると神ははるか高みから、彼には分からない言葉で呟く。
「やっぱさ、台所には入って欲しくなかったんだよね・・・」と。

まあ、何が言いたいって訳でもないけれども、強いて言うとすれば、この殺虫剤は効くね。
費用対効果も良いですよ。
お勧め!



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アリ大発生と神の意思 - Mieren Lokdozen

最近、我が家にアリが大量発生した。 最初は一匹、二匹をふと見かける程度だったのだが、気がつくと至る所にいる。 我が家はかつてアパートのガレージだった場所で地面と接しているから、虫が沢山出るのである。 ある程度は共存だ、と思っているし、面倒くさいのでしばらく放っておいた。 けれど、...